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高校紛争・3

都立上野高校の森校長は、
他の紛争重症校の対応とは異っています。
 

「少しも感謝の表情を表さず、私を無言のまま睨みつける活動家を学校に連れて帰り、保護者に引き渡すのだが、どう考えても活動家生徒の主張のほうが正しいと思うのだった。
…国歌は自分の謝った都合により、戦争のときは高校生を戦場に駆り立てて戦死させ、それに文部大臣は感状など与えて扇動するのに、
国家が必要と感じないときは、やがて国家を担う学生・生徒の正しい主張を弾圧する。
それは学生・生徒を戦死させたと同様の、国歌の同然ではないかと思った」


こう著書で語る森校長は沖縄戦に従軍しています。
あるブログの記事によると、民間人を巻き込んだ戦いに関係しているとか・・・・・

ここで重要なのは、ベトナム戦争です。
私の世代では、ベトナム戦争は遠い国の出来事で、アメリカの戦争でした。
なぜ日本の学生が、「闘争」しなければならないのか、理解できなかった。

この本を読んでその謎が解けました。
団塊の世代の従弟は、父親が職業軍人でした。
浪人していたころは、
「浪人狩りがあったら、真っ先に戦争に駆り出される」といい、
慶応の経済の学生だったときには、
「学徒動員は、私立文系からだ」と口癖のように言っていました。
そう、私の世代では、親は戦争に入っていませんでした。

佐世保や、横須賀など基地のある地域の高校生たちが敏感になったのは当然のことと言えますし、
都立では、立川。
そして、北高のある王子の病院には、ベトナム戦争で傷ついた軍人たちが多く運び込まれ、異様な雰囲気に包まれていたそうです。

彼らにとって、戦争は他人事ではなかったのです。
その思いが、彼らを「闘争」に駆り立てたのでした。
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プロフィール

真島久美子

Author:真島久美子
エッセイスト
56年生まれ、東京育ち
武蔵大学人文学部卒
漫画家としてデビュー後、
30回以上のお見合いを経て結婚、その体験を「お見合いの達人(講談社)として出版、ベストセラーに。
他には「たたかう!落ちこぼれママ」「兄弟は他人の始まり~介護で壊れゆく家族」「やっぱり公立!それでも私立?」など。
趣味は茶道、バレエ鑑賞
夫ひとり、娘ふたりの4人家族

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