スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

高校紛争・2

高校生たちの激しい紛争に対し、学校側はどう対処したか。

都立
 青山   退学1、無期停学1、停学3週間5、同2週間5・・・
 北    無期停学6、停学2週間5・・・
 志村   無期停学6、停学4週間4・・・・
 日比谷  無期停学6、停学10日間16、訓告10、訓戒16・・・
 立川   退学4、確約書提出24

 東京学芸大附属 退学1、無期停学2、停学2週間5・・・・

駒場東邦  退学4、
桐朋    退学11

東京(都立
 上野、小石川、竹早、・・・処分者0

もっとも紛争が激しい青高で退学者1名。
立川の4名が際立ちます。

断固たる処分を科したのが、駒場東邦、桐朋。

これに対し、いわゆる御三家というトップ進学校の処分は、ほとんどありませんでした。
私立武蔵学園では、逮捕された生徒無処分となったが登校し、職員室に行くと、先生たちが安堵の声を上げたといいます。
暖かい声をかけてくれる先生、弁当をご馳走してくれる先生・・・。
「学校側が一方的に警察の側に同調したのでは、教師と生徒のあるべき信頼関係を損なうという認識で、教師側は一致していました。
学校側として警察が入ってくる隙は与えたくなかったし、その線で生徒と交渉しました」

異彩を放つのは麻布。
校長代行を辞任に追い込み、生徒側が勝利を勝ち取った、数少ない例となったのです。
紛争以降、麻布には自由な校風、自治の精神が継承されており、独裁的な校長は登場しておらず、細かな校則もない。
「紛争によって、今日の麻布の輪郭が規定され、生徒も教師も自治意識に目覚めて組織が一新されました。
生徒、教師、保護者を貫くのは、自分たちのことは自分たちで考え、自分たちで行うという精神であり、学校は自分たちで作るという共通理解が生まれたのです。
そういう意味で、紛争を肯定的にとらえています」

私服で知られる女子学院も、
紛争後、私服に改められ、自由な校風で知られます。

一方公立高校はどうか。
日比谷では、紛争自体が語られることがありません。
青山の関係者が積極的にこの本の取材に協力したことと比べると、その差は明らかです。
おそらく、紛争は負の遺産として封じ込められているのでは・・・・。


作家の村上龍氏は、佐世保北高出身。
後日村上氏が芥川賞を取ったことを記念して、在校生が講演会を企画しようとしたところ、
学校側の圧力で実現しませんでした。

紛争の闘士であった卒業生を招いて講演会を開いた灘との対比は明らかです。
・・・・・・もっとも、紛争に理解を示した学校は、トップ校の一握り、
ほとんどの私立は激しい弾圧を加えたことは、言うまでもありません。

そして、国立は・・・・・・、
問答無用の大弾圧でした。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

真島久美子

Author:真島久美子
エッセイスト
56年生まれ、東京育ち
武蔵大学人文学部卒
漫画家としてデビュー後、
30回以上のお見合いを経て結婚、その体験を「お見合いの達人(講談社)として出版、ベストセラーに。
他には「たたかう!落ちこぼれママ」「兄弟は他人の始まり~介護で壊れゆく家族」「やっぱり公立!それでも私立?」など。
趣味は茶道、バレエ鑑賞
夫ひとり、娘ふたりの4人家族

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
子育て・教育
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。