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荷車の歌

独立プロ名画特選 荷車の歌 [DVD]独立プロ名画特選 荷車の歌 [DVD]
(2013/05/25)
三國連太郎、望月優子 他

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日本映画専門チャンネルで、後半部分だけ見ました。
が、おもしろいのなんの。

明治生まれの夫婦、貧しいながらも惚れあいながら結ばれ、荷車を曳きながら生活をたてます。
5人の子供に恵まれ、それぞれ立派に独立。
お盆に家に帰って、集まる子供たちに囲まれて、幸福な「お母さん・セキ」>望月優子

長女>左幸子は紡績工場で女工として働き、結婚相手も自分で見つけてきます。
ちょっとさびしい「お母さん」ですが、長女は、両親に結婚式に着る黒紋付き、留袖まで用意して・・・。
「大正もん>長女は、やっぱり違うなあ」と満面の笑みで喜ぶ父・茂市。

座も弾み、お酒を買いに行くセキに、よろず屋のおかみさんが、
「あんたんとこのだんなさん、最近、そぶりがおかしいじゃろ」と、
浮気をしていることをばらします。

その浮気相手、「ひな」が、なんとなんと、浦辺粂子さん!
いや、むかしからおばあさんでしたよ!・笑

「だって、あんなばあさんに」というセキに、かみさんは「男ってのは、意地汚いもんだから」。

で、ホントだったわけです。
怒鳴り込むお母さん、ひなさんは家を追い出され、あろうことか、
「どこにもいくところがない」といって、セキと茂市の家に転がり込んでくる・・・・・爆
いや、どっかで聞いた話に似ているわ>夫の実家

子どもたちはあきれ果て、長女は「母さんは私が引き取る」というのですが、
セキは、「ここは父さんだけが作った家じゃない、私だって苦労して作り上げた家なんだから」と、拒みます。

セキは朝から晩まで、ひなのことなど無視して働き続けますが、
ひなはちゃっかりもので、働きもせず、茂市と晩酌なんか交わしたりして・・・・。
どっちが夫婦なんだかわかりゃしない・苦笑

この不思議な同居生活にピリオドを打ったのが、三郎の出征。
みなに送られて華々しく戦地に行ったはず・・・なのに、脱腸で不合格。

「役立たず」と怒鳴る父、「こんなこともあろうかと、わしは家を出んじゃったんだ」とかばう母。
茂市の機嫌を取るために、「ああ、みっともない」と口に出してしまったひなに、三郎は激怒。
とうとう家を追い出してしまいます。

その三郎は手術で脱腸を治し、沖縄で戦死。
広島で看護婦をしていた娘も原爆で亡くなり・・・、
戦争は終わります。

農地解放となり、やっと自分たちの土地を持てた老夫婦。
その田圃を耕している最中に、茂市は突然倒れ、あの世に。
広島に娘を探しに行き、原爆症にかかったのでは・・・・、


葬式の日にやってきたのは、ひな。
子どもたちが血相変えて追い出そうとするのに、セキは家に上げます。
「どうぞ線香をあげてやって」

孫たちも集まり、女学生のその子らを荷車に乗せて、お母さん>おばあちゃんは、
明るい顔でひいていきます。
そこに、長男がやっと復員してきて・・・・・。
        というところでおしまい。


淡々とした、いい映画でした。
セキのように、男から、姑から、何度踏みつけにされても、「わしが自分で惚れて一緒になったんじゃけ」と、
ひたすらその状況を受け入れる。
これは「耐える」ってことと違うんですね。

粘っこい、したたかさ。
今の女性たちが失くしたものが、ここにある。

そして、
あっち(愛人)にもこっち(奥さん)にも、いい顔しようとする優柔不断な男のいい加減さを、三国連太郎が好演。

まあ・・・・、
こういう男のかわいげがわかるようになった私も、
歳をとったってことでしょうか・苦笑
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プロフィール

真島久美子

Author:真島久美子
エッセイスト
56年生まれ、東京育ち
武蔵大学人文学部卒
漫画家としてデビュー後、
30回以上のお見合いを経て結婚、その体験を「お見合いの達人(講談社)として出版、ベストセラーに。
他には「たたかう!落ちこぼれママ」「兄弟は他人の始まり~介護で壊れゆく家族」「やっぱり公立!それでも私立?」など。
趣味は茶道、バレエ鑑賞
夫ひとり、娘ふたりの4人家族

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