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なぜ戦いに行くのか・2

「文明国デンマークの若者が、粗暴で残虐で野蛮な兵士になってアフガンで人を殺している。
市民は戦闘によって家族を失い、家を壊され、家畜を殺され、畑を荒らされた。

自由で民主的な国を作るはずの軍隊が市民の生活を悪く変えている。
デンマーク国民は、映画を通じて「よきこと」と信じていた国際貢献の現実を見たんだ」

映画公開後、アフガン派兵の支持率が初めて50%を切る。

アルマジロによって活発な議論がなされたことが国民感情を変化させ、政策に影響を与えたと思う。
政府はもう何の議論もなく、自動的に軍隊を海外に派遣することはできないだろう」



そして、なによりも印象的だったのは、監督のこの言葉。
「戦争とは何かを知っているつもりでも、
実際に銃を口に入れられて初めて金属の味が舌にしみいるようなものだ」


安彦良和氏は映画の感想をこう語っています。
「最新整備を持ち、テレビゲームをし、携帯電話で故郷に電話をする彼らは、幸せな国から来た無垢な軍隊という意味で、
まるで日本の自衛隊のようだ。

その彼らが戦争の魔性に取り込まれていく~」


戦争の魔性
人を殺すほどの究極の刺激はない。
その刺激に慣れてしまうと、なくてはならないものになってしまう。
無事帰国しても、また志願して戦場に帰っていく若者たち。


限界を超えた奇跡的な「撮れ高」を持つ、必見の映画
http://www.webdice.jp/dice/detail/3757/
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プロフィール

真島久美子

Author:真島久美子
エッセイスト
56年生まれ、東京育ち
武蔵大学人文学部卒
漫画家としてデビュー後、
30回以上のお見合いを経て結婚、その体験を「お見合いの達人(講談社)として出版、ベストセラーに。
他には「たたかう!落ちこぼれママ」「兄弟は他人の始まり~介護で壊れゆく家族」「やっぱり公立!それでも私立?」など。
趣味は茶道、バレエ鑑賞
夫ひとり、娘ふたりの4人家族

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