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アンの思い出の日々

これはまだ読んでいないのですが・・・・、

アンの想い出の日々〈上〉―赤毛のアン・シリーズ〈11〉 (新潮文庫)アンの想い出の日々〈上〉―赤毛のアン・シリーズ〈11〉 (新潮文庫)
(2012/10/29)
ルーシー・モード モンゴメリ

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第一次大戦が終わり、帰国したケンと再会したリラ・・・、
彼ら二人のハッピーエンドをにおわせて終わった「アンの娘リラ」。

アンブックスは、これで終わったと思っていましたが、幻の続編があったのですね。
こちらは、第二次大戦が舞台だそうです。
そして、この原稿は、著者であるモンゴメリが自殺をした当日に、出版社に届けられていた、
ということです。

モンゴメリは遅い結婚で、彼女の執筆を喜ばない牧師の夫に、懸命につくし、
暇を盗むようにして作品を書き続けました。
鬱になった夫の代わりに、教区を回ったり、愛する息子たちの世話をしたり・・・、

家事は完璧主義だったというモンゴメリ。
彼女が鬱になったのは、コップから水があふれ出したようなものだったのかもしれません。


「われわれは新しい世界にいるのだ」、とジェムは言う。
「それをわれわれは元の世界よりももっとよいものにしなければならない。
それはこれからすることだ。もう、すんだと思っている人もいるらしい。
仕事は終わっていない・・・・・・・ほんとうは始まってもいないのだ。

古い世界は滅び、われわれは新しい世界を建設しなければならない。
何年もかかる仕事だ。
僕は戦争というものを十分見てきたから、戦争など起こりえない世界をつくらなければならないことがわかった・・・・・・
我々は軍国主義に致命傷を与えはしたが、まだ死んではいないし、
これはドイツに限ったことではないのだ。


古い精神を追い出すだけでは足りない、
新しい精神を導入しなくてはならないのだよ。」


4年半もの長きにわたった第一次大戦。
終わって、希望をジェムに語らせたモンゴメリでしたが、

その理想もむなしく、第二次大戦がはじまってしまう。
そして今度は、ジェムの息子が出征・・・・・・。

やりきれません。

してはいけないことと分かっているのに、
戦争はこの世から消えてなくならない。

なぜ?

我々は軍国主義に致命傷を与えはしたが、また死んではいないし、
これはドイツに限ったことではないのだ。


~ドイツに限ったことではない~・・・・、
この一文が素晴らしいです。

今までの内容とは違い、重苦しい空気が支配している、とも聞きます。
読む側もきっちりと、姿勢を正して著者のメッセージを受け取らなければ・・・・。
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プロフィール

真島久美子

Author:真島久美子
エッセイスト
56年生まれ、東京育ち
武蔵大学人文学部卒
漫画家としてデビュー後、
30回以上のお見合いを経て結婚、その体験を「お見合いの達人(講談社)として出版、ベストセラーに。
他には「たたかう!落ちこぼれママ」「兄弟は他人の始まり~介護で壊れゆく家族」「やっぱり公立!それでも私立?」など。
趣味は茶道、バレエ鑑賞
夫ひとり、娘ふたりの4人家族

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