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アンも苦労している・・・

炉辺荘(イングルサイド)のアン―赤毛のアン・シリーズ〈7〉 (新潮文庫)炉辺荘(イングルサイド)のアン―赤毛のアン・シリーズ〈7〉 (新潮文庫)
(2008/03/19)
ルーシー・モード モンゴメリ

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いま、アンシリーズを読み返しているところで、「炉辺荘のアン」までたどり着きました。
新婚のアンとギルバート、
最初に住んだ「夢の家」から、大きな炉辺荘に住み替えて、子供も6人も!

子どもたちと夫に囲まれた幸せな生活・・・・と言いたいけれど、
そこに入り込んできたギルバートのおば、メアリー・マライアおばさんに悩まされます。

いうなれば、嫁姑問題。
「あんまり小さなことなので愚痴をこぼすわけにもいかないわ。
それでいて蛾のように・・・・・人生に穴をあけ・・・・・・
人生を破壊するのはそういう小さな事柄なのだわ」


そうなんですよね、
人生を破壊する、小さな事柄の積み重ね、
それがアンを苦しめます。

ギルバートは、わかっているけど、「身びいきが強いから」、
事を荒立てるわけにもいかない。
で、書斎に逃げ込む・・・。

どこの家庭でもありがちですよね。
思わぬ偶然から、メアリー・マライアおばさんは去り、炉辺荘には幸福が戻ってきます。

子どものころに読んだはずなのに、このエピソードは全く覚えていませんでした。
だって、小学校高学年か中学生くらいですもんね。

最初に産んだ女の子を一日で見送る不幸に見舞われたり、
何人目かの子のお産の後で、産後の肥立ちが悪かったり、

結婚した女性として遭遇する、ありとあらゆる不幸と幸福を、アンは経験します。

でもね、
やはり差し引きしてみると、幸福のほうが大きい。

ギルバートは理想的な夫すぎて、少し話にリアリテイが書ける部分もありますが、
それを補って余りあるのが、子供たちのエピソード、気持ちの描写。
どうしてここまで、子供の気持ちがわかるのだろうと思うくらい、初々しい描写があると思えば、

次には、ご近所おばさんたちの遠慮ない噂話。

不幸な結婚に苦しめられた女性の話などなど・・・、
モンゴメリーの引き出しの多さに驚かされます。

これはただの少女小説というよりも、大人の女性に向けた本かもしれません。
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プロフィール

真島久美子

Author:真島久美子
エッセイスト
56年生まれ、東京育ち
武蔵大学人文学部卒
漫画家としてデビュー後、
30回以上のお見合いを経て結婚、その体験を「お見合いの達人(講談社)として出版、ベストセラーに。
他には「たたかう!落ちこぼれママ」「兄弟は他人の始まり~介護で壊れゆく家族」「やっぱり公立!それでも私立?」など。
趣味は茶道、バレエ鑑賞
夫ひとり、娘ふたりの4人家族

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