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アンの結婚

誰がどう見てもアンとお似合いのギルバート、何度もアンにフラれるわけですが、

そんなアンに、
リンド夫人もマリラも溜息をついて・・・ って、よくわかります、
このふたりのおばさんの気持ち・苦笑

親友のフィル・ゴードンからは、
「あんたは自分の思う理想を愛と思い込んで、目の前の大事な人が見えないのよ」
と批判されますが、

これ、いつの時代にも同じことの繰り返し・・・・・、なんですねえ。
私自身にも身に覚えがある、耳が痛いわ。

結局アンは、白い馬に乗った王子様の幻想から覚めて、ギルバートと婚約、結婚。
6人の子を産み、主婦業の傍ら、作家としても活動するという生活を選びます。

本場カナダでは、「赤毛のアン」はとっくに時代遅れの本として忘れられていたものを、
日本のファンたちが再評価に結び付けたとか。

時代遅れ と言われる理由の一つに、
あれだけ個性的だったアンが、平凡な主婦に成り下がってしまった、というものがあるそうです。

が、
私はこれ、的外れだと思います。
孤児で、あちこちたらいまわしにされ、里親の家ではこき使われてきたアン。
彼女の空想力は、辛すぎる現実からの逃避でした。

たっぷりの愛に恵まれた温かい家庭。
それが何よりの宝物。

実際に王子様に思える男性と巡り合い、この人は「違う」とわかったからこそ、
ギルバートの大切さに気付けたんでしょうね。

それにしても、ギルバート・・・・・、何度も何度も懲りずに思い続けて、
ほんっとあんたはえらい!!!

実のところ、モンゴメリーのアンシリーズは、アンの周囲の人物のお話が面白いんです。
ただのおセンチな少女小説じゃない。

アンの夢見る少女の部分、まだ本当の愛に気づかない、そのうかつさをしっかりと描き出していますし、
アンの親友、お金持ちの贅沢三昧、お金のない生活は考えられないというフィル・ゴードンが、
貧しい牧師と結婚していく。

今読んでもおばさんの鑑賞力に耐えうる人間への観察力。
もう一度、全部読み直してみようっと。

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プロフィール

真島久美子

Author:真島久美子
エッセイスト
56年生まれ、東京育ち
武蔵大学人文学部卒
漫画家としてデビュー後、
30回以上のお見合いを経て結婚、その体験を「お見合いの達人(講談社)として出版、ベストセラーに。
他には「たたかう!落ちこぼれママ」「兄弟は他人の始まり~介護で壊れゆく家族」「やっぱり公立!それでも私立?」など。
趣味は茶道、バレエ鑑賞
夫ひとり、娘ふたりの4人家族

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